IT業界にはエンジニアやプログラマーといった開発を手掛ける仕事以外に、それらを支える職種もあります。
その一つがヘルプデスクです。
ヘルプデスクの主な仕事は、システムなどに関わる問い合わせの対応や不具合によってトラブルが起きた時に原因を突き止めるサポートになります。
この仕事では、社員や顧客からの問い合わせに対応するためのコミュニケーション能力はもちろん、トラブルをスムーズに解決するため専門知識が欠かせません。

こうした専門知識を身につけていく上で必要となる資格の一つが、情報処理技術者です。
情報処理技術者はIT業界の全ての職種で活かすことができる国家資格で、取得によってどんなトラブルにも柔軟な対応をできるようになります。
国家試験ということで一見すると難易度が高いように思われますが、試験内容はレベルに応じて難易度が変わる仕組みとなっているのが特徴です。
そのため、自分の能力に合った試験を受けることができます。

情報処理技術者と共に取得しておくと良いとされる資格が、インターネット技術者です。
携帯電話やパソコンの普及に伴い、企業だけでなく一般の人からの問い合わせも増加傾向にあり、その多くが起動や操作のトラブルの問い合わせと言われています。
OSやブラウザなど、インターネット関連の専門知識が養える資格なので、前述した問い合わせにも対応できるのが強みです。
インターネット技術者は、IT業界の資格の中でも比較的取得がしやすい点も魅力です。